日本のものづくりを支援するオンワードデジタルラボ社プロジェクト「CRAHUG(クラハグ)」に学生と教授が参加しました
2024.11.25
11月9日、株式会社オンワードデジタルラボが展開するDtoCプロジェクト「CRAHUG(クラハグ)」が主催した座談会イベント「CRAHUGセッション~触れて、巻いて、知る、ストールのこと。~」に学生と教授が参加しました。
このイベントは「日本のモノづくりを担う作り手と消費者をつなげる」というコンセプトのもと、作り手と学生が共に、日本のモノづくりの未来について考えることを目的として開催されました。
「CRAHUG」のクリエイティブディレクターも務めるテキスタイルデザイナーやストールなどの織物商品を手がけるテキスタイルブランドの方々が登壇し、学生たちは産地特有の織物やブランド独自のストールの製法、商品デザインの背景などを学びました。
また、実際に商品を手にしながら、登壇された作り手の皆様とディスカッションを行い、「日本の技術や産地の魅力をどのようにして世界へ発信するか」など、織物産地のこれからについて考えを深めました。
学生コメント
- ファッションビジネス学科2年 塚越 玄
- 今回のイベントを通し、産地について多くの学びを得ることができました。実際に商品に触れてみると、その良さを実感できるものばかりで、海外のユーザーに響きそうな商品があるのにアプローチが難しいというお話を聞いて、とてももったいないと感じました。しかし、そのような状況の中には様々な可能性があると感じ、アイデアを今後の産地の未来に繋げていきたいと思いました。
- ファッションビジネス学科2年 進 裕子
- 産地の魅力をどのように世界にシェアしていくかについてチームで話し合ったことで、改めて日本の独特な文化をもっと海外に発信していきたいと思いました。特に、若い世代が日本の文化に触れる機会は少ないと感じるため、その機会を積極的に増やすための取り組みが重要だと考えています。
〈教授コメント〉
ファッションビジネス学科
平井 秀樹 教授
学生に国内産地から生み出された魅力的なファクトリーブランドについて知って欲しいと思い、参加させて頂きました。国内産地の特性や伝統技法を知ることも重要なのですが、体験するだけでは何も変わらず、今後も衰退の一途を辿るだけになってしまいます。すなわち、その産地の伝統や技法を、今の時代に求められるプロダクトに昇華させるセンスと知識、そして、様々な人々と共創しながら、新たなプロダクトを生み出していく能力が求められています。
今回のイベントでは、学生が現場のリアルな経験をその場で学ぶ→チームでディスカッション→ファクトリーブランドをどうやって、海外にプロデュースしていけば良いのか考える→フィードバックを頂くという理想的なリアル・スタディでした。
このような機会を提供して頂いたオンワードデジタルラボ様には感謝ですし、これをきっかけに、今後もオンワードグループ様と様々なプロダクト開発の取り組みに発展していくことを期待しています。
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