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教員紹介
Message
メッセージ
「ゾンビを研究しています」と言うと、「ゾンビの授業ってどういうこと?」と疑問に思った人も多いのではないでしょうか。映画やゲームでお馴染みのゾンビ には、実は長く複雑な歴史があり、また時に社会や人間へ痛烈な批判を行なっています。ゾンビを理解するためには人間の営みという観点から、歴史、身体観、芸術作品の見方を知る必要があります。ファッションもそうではないでしょうか。より深く人間を知り、歴史の繰り返しを理解し、強いメッセージを持った装いをつくり出す、そんな未来の皆さんに新しい視座をつくり出す手助けとなるような授業を心がけています。
Field(s) of specialization
専門分野
- 芸術学
- ホラー映画
- ゾンビ学
Courses
担当科目
- 「身体とパフォーマンス」(1年前期)
- 「文化論基礎ゼミ」(1年前期)
- 「現代文化論」(1年後期)
- 「国際連携ゼミ」(3年)
Profile
プロフィール
京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻 修了。博士(人間・環境学)。東京藝術大学大学院、京都芸術大学での非常勤講師を経て現職。京都大学在学中には、ストラスブール大学哲学部へ留学。また日本学術振興会特別研究員として「ゾンビ映画研究:植民地主義とポストヒューマニズムの観点から」の題目で研究を行なった。共著に『ヒューマン・スタディーズ:世界で語る/世界に語る』(集広舎)、『モダンの身体:マシーン・アート・メディア』(小鳥遊書房)、共訳書に『ポストヒューマン』(フィルムアート社)、『ゾンビの小哲学』(人文書院)がある。
Academic Society Memberships
所属学会・協会・団体等
- 美学会
- 表象文化論学会
Selected publications
代表的な論文・著作名
共著
「本当の「鬼」とは「何」か?:ゾンビ映画のヒロインたちの系譜に『鬼滅の刃』を位置付ける」(pp.142-153)『ヒューマン・スタディーズ:世界で語る/世界に語る』(神本秀爾・河野世莉奈・宮本聡編、集広舎、2022年)
「呪われた身体としてのゾンビと人形:『私はゾンビと歩いた!』における身体表象」(pp.335-356)『モダンの身体:マシーン・アート・メディア』(中村嘉雄・小笠原亜衣・塚田幸光編、小鳥遊書房、2022年)
主要論文
「ゾンビはいかに眼差すか」(『ディアファネース:芸術と思想』岡田温司研究室紀要、2017年)
「『ホワイト・ゾンビ』におけるゾンビの描写 --シーブルック『魔法の島』と古典ホラー映画との関連から」(『コンタクト・ゾーン = Contact zone』、2019年)
「呪いは電波にのって:スティーヴン・キングのゾンビと「見えないもの」」(『ユリイカ:2017年11月号』)。
共訳書
『ゾンビの小哲学』(マキシム・クロンブ著、人文書院、2019年)
『ポストヒューマン』(ロージ・ブライドッティ著、フィルムアート社、2019年)
Personal website/related links
関連サイト等