日本初、大学教育での導入 内閣府推奨『経営デザインシート』を活用した ファッション・ビジネスの特別講義を実施
2020.12.24
『国際ファッション専門職大学』では、従来の大学制度にはない職業直結の教育環境で、世界で活躍できるファッション界のリーダーを育てます。そこで本学では、ファッションの知識だけではなく、ビジネス・経営の知識・技術を身につけるため、内閣府が推奨する「経営デザインシート」を活用したカリキュラムを大学教育において本学が初導入いたします。
それにともない、12月22日(火)に、内閣府知的財産戦略推進事務局参事官の小林英司氏をお招きし、3年次に臨地実習(インターンシップ)を控える2年生を対象とした特別講義を開催しました。
講師プロフィール
内閣府知的財産戦略推進事務局参事官(産業競争力強化担当)
小林 英司(こばやし ひでじ)氏
知的財産戦略推進事務局において、価値デザイン社会実現のための経営デザインシートの普及など、産業競争力の強化に向けた施策立案及び推進に取り組む。
講義のテーマは「将来を描く経営デザインシート ~価値デザイン社会を目指して~」。
前半では、これからは“選ばれないと売れない時代”。これまでの価値を生み出す仕組みを把握し、ニーズやウォンツに訴求できるこれからの価値を生み出す仕組みを構想することが重要であることや、これからの経営で必要となる価値を生み出す仕組みや考え方について説明していただきました。
後半では、今回の講義テーマでもある「経営デザインシート」を用いて、学生が自身の将来を描き、発表するワークショップが行われました。「ファッションを通して環境問題を解決したい」「グローバル市場を見据えたマーケティングをしたい」といった明確に将来を描けている学生もいれば、「起業するためにプレスや広報を学びたい」と今後何が必要なのか気づきを得ている学生も多く、実践的にビジネス・経営の知識や技術を学ぶ貴重な機会となりました。
今回の学びを通して、経営プランニングの重要性を学んだ学生たち。国際的に活躍できる日本の大学教育のパイオニアとなるための知識を幅広く身につけていきましょう。
国際ファッション専門職大学の学びの特長
ファッション業界の第一線で活躍してきたエキスパートである実務家教員とアカデミア教員を配し、理論と実践を架橋する教育カリキュラムを少人数制で実施しています。3年次には本学の最大の特長である必修の長期インターンシップ(企業・産地)に加え、必修の海外実習があり、より実践的で職業に直結した学びを修得します。こうした4年間のカリキュラムにより、ファッションの新しい価値と未来を創造することができる世界基準の学生を育成します。
本学の臨地実習(インターンシップ)について
従来の大学制度におけるインターンシップとは異なり、600時間の長期臨地実習となっており、必修の単位科目としても組み込まれています。企業実習ではより実践に即した実務を学び、産地実習では地場産地、織物産地と連携し伝統技術から新しいファッション知財へとつながる研究を海外へ発信することを目的としています。海外における2週間の実習も全員が必修としています。
経営デザインシートについて
経営デザインシートは、価値デザイン社会において、企業が持続的に成長するために、将来の経営の基幹となる価値創造メカニズム(資源を組み合わせて企業理念に適合する価値を創造する一連の仕組み)をデザインしてイノベーションをおこすツールです。
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