サーキュラー・エコノミーを実現。「BRING™」を運営する 株式会社JEPLANによる特別講義を実施
2023.01.26
本学では、日本を牽引する最先端企業によるL.C.B.(LEADING COMPANY BUSINESS)講義を実施し、新しいビジネスモデルをつくり出すための知識を身につけます。
今回、株式会社JEPLAN営業業務部 プロダクトマーケティング課 課長の中村崇之さんによる講義を実施しました。
講義テーマは「服から服をつくるサーキュラー・エコノミー」。
同社が運営する「BRING™」は、不要になった衣類を回収し、素材に応じた形でリユース・リサイクルしており、ポリエステル100%の服については同社の工場で再生ポリエステルにリサイクル、その再生素材を用いて同社オリジナルの服をつくって販売しています。この「服から服をつくる」循環により、新たな資源やエネルギーの消費を減らし、CO₂の排出を抑制することで、サステナブルな循環型社会を目指すプロジェクト。中村さんからは地球温暖化などの環境問題から日本のファッション産業が抱える環境問題に対する取り組みまで、話していただきました。
「回収した服をリサイクルするだけでは資源を何回も循環をさせることはできない。資源が循環し続けていくことがサステナブルであるため、「服から服をつくる」ための技術を開発した」と中村さん。BRING™ではファッション産業以外の企業とも連携し、サステナブルな社会へ貢献しているそう。
講義の最後は質疑応答を実施。
グッドデザイン賞金賞やドイツのレッドドット・デザイン賞など国内外の賞を受賞するBRING™に対して、「日本の企業と海外の企業へのアピールの仕方の違い」や、「サステナブルな製品が高価格に設定される傾向にあるのは製作費の違いなのか、ブランディングによるものなのか」など学生たちから多くの質問が寄せられ、ひとつ1つの質問に具体的にお答えいただきました。
真のサステナビリティとはなにか。ファッションを軸にライフスタイルやカルチャーをデザインし、ビジネスとして新しい仕組みを生み出す力を身につける本学の学生にとって、貴重な学びの時間となりました。
東京キャンパス