自分でつかんだインターンシップ。 そしてマーチャンダイザーへ
2023.03.22
大学の先生のつながりでインターンシップに参加
CFCL を目指した志望動機は?
CFCL はデザイナーの高橋悠介さんがイッセイミヤケメンから独立し立ち上げたブランドです。コレクションの LOOK を見ていて CFCL に興味を持ちました。独特のシルエットのデザインであることもそうですが、環境へも配慮し、海外にも展開するするブランドで、自分がイメージした企業と合致するなと思いました。
先生に CFCL でインターンシップができないか相談したところ紹介してもらうことができ、ブランドが立ち上がったばかりの頃から参加することができました。
環境問題に着目するようになったきっかけは、1年次に平井先生の授業の中で「Slowing Down Fast Fashion」というアパレル産業の現状を捉えたドキュメンタリー映画を観たことがきっかけです。その他にも、ファッション業界での実務経験のある先生は、業界の抱える環境問題と日本の企業のその対応の遅れについての話をされることが多かったため、普段からよく調べたり、環境問題にはアンテナを張るようになりました。これからのアパレル産業では当たり前に取り組んでいかなければいけないことだと思っています。
高校で学んできた英語やビジネスを活かせて「学士」も取れる
国際ファッション専門職大学へ入学した理由は?
高校は国際系だったこともあり、高校の時から短期で海外研修や、英語で企画立案やプレゼンテーションをする授業などがありました。また、企業から与えられたテーマからビジネス企画を立案する授業もありました。
元々、国立大学進学を目指して浪人していましたが、自分の好きなこと、やりたいことを改めて考え直した時にファッション業界を志そうと思い、そこで、元々予定していた学士の取得もでき、高校での学びが活かせる海外実習などの国際的な学びのあるこの大学を志望しました。また、クリエイティブなことがしたく、ファッションデザイナーを目指して入学しました。
2年次から始めたインターンシップの中で企画、MD、EC、ビジュアルなど様々な業務を経験
就職活動成功のポイントは?
インターンシップの中で、ブランドや環境的な取り組みへの関心や熱意を示して、度々それらについて教えていただく機会をいただいていました。
会社がスタートしたばかりの時からインターンシップをさせていただいていたので、特にこの分野だけをやっていたということはなく、パリでの展示会の資料を作成したり、バイヤー向けの資料作成や EC サイトの管理、発注書のとりまとめビジュアル(画像編集など)といったあらゆる分野の業務を担当していました。
インターンをしていたことのメリットは、実務的な知識や、ビジネス的な視点でのファッションの捉え方が勉強になったことです。また、スタートアップ企業なので、デザイナーである社長と社員さん、私との距離がとても近く、会社や業務全体の流れも見ることができたことも勉強になりました。
ビジネス、広告、デジタル・・どうファッションに落とし込むか考えていた
大学で特に力を入れて取り組んだことは?
ファッションの専門知識だけではなく、ファッションに関係する環境問題やビジネス面の知識はもちろん、一般教養や広告、デジタル社会などをテーマにした講義からファッション以外の知識も幅広く学ぶことができたため、包括的で広い視野が身についたと思います。また、身につけた幅広い知識をファッションに落とし込む機会も多かったです。
特に好きだった授業は、永澤先生や後藤先生、村上先生のファッションデザインに関する授業です。視野を広げるきっかけになった授業は、平井先生の「ファッションビジネス概論」や、高橋先生の広告やデジタル系の授業です。デジタルでいうと今は NFT が注目されていたり、授業を受けながらどうファッションに結びつけられるか考えていました。
将来的にブランドディレクターになりたい
あなたの、今後の目標は?
まずはこの大学で学んだことを活かしブランドのさらなる発展に貢献したいと思っています。また、入学当初はクリエイティブなことがしたくてファッションデザイナーを目指し、そこからディレクターになる道を思い描いていたのですが、大学での学びやインターンシップを通し、総合職の入り口から将来的にブランドディレクターになりたいと、今は強く思います。
東京キャンパス