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7月15日(土)オンライン公開講座を開催 『美なるもの−その要件と機能 』
2023.06.29
本学では、オンライン公開講座『美なるもの−その要件と機能』を開催いたします。
本学を検討する方はもちろん、研究に興味のある方など、どなたでもご参加頂けます。
ぜひ、この機会にご参加ください。
テーマ | 『美なるもの−その要件と機能』
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日時 | 2023年7月15日(土) 13:00~14:30終了予定 |
参加費 | 無料 |
実施方法 | ビデオ会議アプリ「Zoom ウェビナー」にてリアルタイム配信による視聴 参加申込書登録後、ビデオ会議アプリ「Zoom」のURLをメールで送信します。 |
参加申込み |
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主催 | 国際ファッション専門職大学広報委員会 |
【登壇者メッセージ/プロフィール】
- 木村 智博(国際ファッション専門職大学教授)
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デジタルで作品を制作するようになり、逆にアナログの良さを知ることができました。さらにアート作品やイラストレーションを制作する際、デジタルとアナログを両方使用することでより表現の幅が広がりました。デジタルとアナログにはどちらにも利点と欠点があり、その特性を理解することが大事だと考えています。デジタルとアナログそれぞれの特性や、双方を どのように組み合わせることで可能性が広がるのか、いくつかの事例を交えて紹介したいと思います。また、国際ファッション専門職大学での私の担当科目における、アナログとデジタルを使った授業の工夫などもご説明できればと考えています。
<プロフィール>
宝塚造形芸術大学(現:宝塚大学)大学院造形研究科修士課程造形・デザイン専攻修了。修士(芸術学)。同大学造形芸術学部やデザイン分野専門学校で学生を指導し現在に至る。デザイン・イラストレーションを活動分野とし、「2003 東レデジタルクリエーションアワーズ」で最優秀賞を獲得。世界の第一線で活躍するアジアの研究者とクリエイターが集う「ASIAGRAPH(アジアグラフ)2007 in Tokyo」以降、毎年出展、作品発表を行う。 - 藤沢 亮太郎(国際ファッション専門職大学講師)
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私はファッションデザイナーを志望する学生には、この分野の著名デザイナーの言葉ではなく、米Apple社の最高デザイン責任者であったジョニー・アイブの言葉を紹介します。最初は多くの学生がデザインを単に形や色の選定、あるいは装飾と捉えています。そういった学生たちに私が伝えたいのは、デザインやアートにおける「美」というのは、実のところ、決してありとあらゆる文脈から独立した絶対的でどこか頭上の高いところに燦然と輝いているような類のものではなく、社会やその制度、あるいは日常性や我々の等身大の尺度に基づいたものであるということです。
Apple は最も成功しているテクノロジー企業でありながら、史上最も強力なファッションブランドであると認知されています。そのビジネスの成功に寄与しているのはデザインの美的特質であり、企業とブランド、製品、サービス、ビジネス全般を貫く美的価値判断です。ビジネスにおけるデザインがもたらす「美」について考えていきましょう。
<プロフィール>
金沢美術工芸大学美術工芸学部芸術学専攻にて美学、美術史を修めた後、同大学院美術工芸研究科デザイン専攻ファッションデザインコース修了。修士(芸術)。株式会社メンズ・ビギにて、デザイナーとして基幹ブランドを含む複数のブランドの企画、デザイン、ブランディング戦略を担当。ドレスクロージングからカジュアルウエア、服飾雑貨まで幅広くデザインを手がけた。本学では「ファッションデザイン実習」、「ファッションビジネス実習」といった実習系科目に加え、「造形論入門」、「ファッションデザイン論」、「ファッションビジネス概論」など10 の科目を担当。デザイナーをはじめとする専門職志望学生の為の小規模セミナー「Fujisawa’s Boot Camp」を主催。