臨地実習や日々の授業での経験が、デザイナー職を志望する専門学校生との差別化に繋がった
2023.10.11
服の、先へ。
憧れの業界に内定を決めた先輩たちの、本学に入学した理由や学生生活の過ごし方、将来の夢や目標まで、リアルな体験談をお届けします。
内定先:株式会社オンワード樫山
高校では服飾系の進学先との関わりがなく、頼って相談できる人がいなかった
Q.入学前、どんな高校生でしたか?
ファッションに興味があり、小さい頃から変わらずファッションデザイナーを目指していました。しかし、高校はファッションとは関係のない普通科で、国公立大学を目指すような学校でした。そのため、これまでの卒業生の進学先は一般的な大学ばかりで服飾系に進学した人がいませんでした。服飾系の進学先との関わりも先生方の知識もなく、頼って相談できる人はいませんでした。
心のどこかで、早く服飾の知識を身につけなければ、ファッションデザイナーにはなれないのではないか。という不安や焦り、葛藤が常にあったように思います。
Q.国際ファッション専門職大学へ編入学した理由を教えてください。
前籍の2年制の服飾系短期大学ではクリエイションスキルや一般教養を身につけました。デザイナーとして就職するために、より実践的でデザイナー職をリアルに感じられる環境と、ハイレベルな学びの環境の両方を得られる大学を探しました。就職活動でのサポートが手厚いこと、実践的なカリキュラムがあったこと、これまで学んできた一般的な学習を活かせること、その上でファッションを包括的に捉える力が身につきそうなこと、を期待して編入学しました。
実際に作成したポートフォリオ
業界を熟知した先生から、知りたい情報をスピーディーに得られる安心感
Q.本学での学びは、就職活動にどのように役立ちましたか。
臨地実習Ⅰの企業インターンシップ経験は非常に活かされました。この経験から、自分の長所や他の質問事項について、実体験を基に語ることができたように思います。
デザイナー職志望の視点では、専門学校とはカリキュラムが異なるので縫製やデザイン画に重きを置いているわけではなく、大学の学びは一見するとデザイナー職に直結していないように思われるかもしれません。
しかし、臨地実習や日々の授業でのひとつ1つの経験が、就職活動におけるエントリーシートや面接に役立ちました。また、ライバルとなるデザイナー職志望の多くが専門学校生であるため、差別化にもなったと思います。
専門的な技術や知識については、ファッションデザイナーとして活躍された藤沢先生による専門職志望者向けの少人数講義や、藤沢先生に個人的に指導をお願いしたことで補われました。本気でなりたい職種に就きたいと思うなら、通常講義以外の学びを自分で取りに行く必要があると思います。
Q.大学からはどのようなサポートを受けましたか。
一般的にはOB訪問や外部の面接対策機関を利用する方が多いかもしれません。一方、本学には業界を熟知した先生がいるので、知りたい情報を気になった時にスピーディーに得られます。そこの安心感は就職活動の支えになりました。
Q.今後の夢や目標を教えてください。
業界大手に内定しているので、入社後に出会う先輩方はまさに最前線のプロだと思います。そんな先輩方の姿を見て、デザイナーとしても社会人としても信頼される人間になり、チーフになることが目標です。そして新ブランド設立の機会があれば、ブランドの顔として全体の指揮を取るディレクターとしても活躍するのが私の夢です。
名古屋キャンパス