Faculty profiles
教員紹介
Message
メッセージ
ファッションについて考えたい/新たなファッションを創り出したい学生にとって、世界の文化を学ぶ重要性とは何でしょうか。一言でいえば、それは文化を相対化する力を養うことにあります。自分とは異なる地域や文化に暮らす人々の営みを理解することを通じて、私たちは自分が無意識に抱いている「常識」や価値観を知ることができます。新たなファッションを創り出す際には、これまでの「常識」を超えるものを目指すことになるでしょう。同時にそれを商品やビジネスとして海外展開する際には、その地域に住む人々の「良識」と直面することになるでしょう。「当たり前(常識)」を超える創造性を発揮するために、世界各地の様々な文化を学ぶことを通じて、まずはその「当たり前」を客観的に捉える視点と思考力を一緒に養っていきましょう。
Field(s) of specialization
専門分野
- 南アジア地域研究
Courses
担当科目
- 「文化論基礎ゼミ」(1年前期)
- 「日本語文章表現」(1年前期)
- 「比較文化論」(1年後期)
- 「フィールドワーク入門」(2年後期)
- 「地域論入門」(2年後期)
- 「国際連携ゼミ」(3年通年)
- 「海外実習Ⅰ」(3年通年)
- 「統合指導ゼミⅠ」(4年前期)
- 「統合指導ゼミⅡ」(4年後期)
- 「卒業制作・計画」(4年通年)
世界の文化や社会問題がいかに展示されているかをフィールドワークする
各自でテーマ設定し実施したフィールドワークの結果を発表する
Profile
プロフィール
京都大学大学院 アジア・アフリカ地域研究研究科 グローバル地域研究専攻修了。博士(地域研究)。日本学術振興会特別研究員(PD)、四天王寺大学、立命館大学等での非常勤講師を経て、現職。地域研究、文化人類学を専門として、とくにネパールを中心に南アジアにおける教育分野を調査研究する。共著に『教育からみる南アジア社会―交錯する機会と苦悩』(玉川大学出版部)、『人類学者は異文化をどう体験したか―16のフィールドから』(ミネルヴァ書房)。日本南アジア学会会員、日本文化人類学学会会員、日本比較教育学会会員。
Academic Society Memberships
所属学会・協会・団体等
- 日本南アジア学会
- 日本文化人類学会
- 母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)学会
- 日本比較教育学会
Selected publications
代表的な論文・著作名
『教育からみる南アジア社会―交錯する機会と苦悩』(押川文子監修、小原優貴・茶谷智之・安念真衣子・野沢恵美子編)、玉川大学出版部、2022年。
「「当たり前」を問い直す―ネパールの農村生活を通じた「読み書き」についての一考―」『人類学者は異文化をどう体験したか―16のフィールドから―』(桑山敬己編)、ミネルヴァ書房、pp. 43-60、2021年。
「「良い教育」をめぐるナラティブ―現代ネパールの農村社会に生きる家族の学校選択への希求と移動不/可能性―」、『FAB』2: 75-89、2021年。
「現代ネパールにおけるリテラシー実践―読み書きをめぐるタマンの行為主体性に着目した民族誌的研究―」京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科提出博士論文、2017年。
「ネパールにおける教育熱の高まり―都市近郊農村における女性の日常生活を通して―」『アジア教育研究報告』14: 40-54、2016年。
Personal website/related links
関連サイト等