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教員紹介
Message
メッセージ
私は中国の少数民族文化について主にジェンダーの視点から研究をしています。中国の現地調査では驚きや学びの連続で、いつも自分の固定観念が覆されるのを感じます。本学には「服の先へ。」というコンセプトがありますが、これまでにはない新しいものやアイディアは「無」からは生まれません。一見すると関係がなさそうな知識やさまざまな文化体験の蓄積が栄養となって、思考力や創造性を育むと私は考えています。私の担当する講義を通して、ジェンダーや異文化を学び、中国語の世界を覗き、「身体」と社会との関わりを考えながら、みなさんの「価値観」や「常識」を一緒にアップデートしていきましょう。
Field(s) of specialization
専門分野
- 中国地域研究
- ジェンダー研究
- 文化人類学
Courses
担当科目
- 「装いと社会性・ジェンダー」(1年前期)
- 「身体とパフォーマンス」(1年前期)
- 「文化論基礎ゼミ」(1年前期)
- 「中国語」(2年後期)
- 「国際連携ゼミ」(3年通期)
- 「海外実習I」(3年通期)
- 「海外実習II」(3年通期)
- 「国際特別講義」(3年後期)
- 「卒業制作・計画」(4年通期)
- 「統合指導ゼミI」(4年前期)
- 「統合指導ゼミII」(4年後期)

授業で学生が作成した資料
Profile
プロフィール
名古屋大学大学院 国際言語文化研究科 博士後期課程 修了。博士(学術)。中国の中央民族大学、社会科学院に交換留学生として留学。文化人類学、地域研究を専門とし、中国の少数民族文化について主にジェンダーの視点から研究している。また、日本の島嶼部での養育慣行や婚姻習俗などについても調査研究を行っている。日本文化人類学会、日本現代中国学会、日中社会学会、比較家族史学会会員。共著に『宗教とジェンダーのポリティクス』(昭和堂)、『中国の家族とジェンダー』(明石書店)ほか。
Academic Society Memberships
所属学会・協会・団体等
- 日本文化人類学会
- 日本現代中国学会
- 日中社会学会
- 比較家族史学会
- 養子と里親を考える会
Selected publications
代表的な論文・著作名
磯部美里(2024)「医療ー民族医学を中心とする研究動向」河合洋尚/奈良雅史/韓敏編『中国民族誌学』風響社、237-244頁
磯部美里(2024)「儒教」ジェンダー辞典編集委員会編『ジェンダー辞典』丸善出版、544頁
磯部美里(2023)「中国の民族と医療ー西双版納タイ族における多元的医療体系を事例として」『21世紀東アジア社会学』12号、34-46頁
磯部美里(2021)「シーサンパンナ・タイ族の養取慣行からみる「不妊」とジェンダー」坂部晶子編『中国の家族とジェンダー』明石書店、141-163頁
磯部美里(2021)「ジェンダーからみる「伝統医」の継承と創出:中国西双版納タイ族を事例として」『FAB』Vol.1、203-214頁
磯部美里(2016)「仏教儀礼を支える、変える:中国シーサンパンナのタイ族女性と上座仏教」川橋範子/小松加代子編『宗教とジェンダーのポリティクス フェミニスト人類学のまなざし』昭和堂、129-155頁
Personal website/related links
関連サイト等