韓国にも展開するファッションレンタルビジネスのリーディングカンパニー マナマナ社による特別講義「サスティナブルな服づくり」

本学では、世界のトップブランドや企業と連携し、ファッション・ビジネスに関する特別講義を行っています。その一環として、12万点を超える商品数と2万人を超える顧客を持ち、韓国にも事業を展開させるファッションレンタルビジネスのリーディングカンパニー株式会社マナマナによる講義を実施しました。

サスティナブルな服づくり

ファッション業界のみならず、世界的なトレンドとなっているサスティナブル素材についてご講義いただきました。Tシャツ一枚をつくるのに人間の飲み水の3年分の水が必要であるという深刻な問題があることや、リンゴの皮でバッグを作ったり、漁網を細かく砕いてレザーをつくったりなど、今までにない発想でサスティナブルに挑戦しているアパレル業界の現状について話してくださいました。

世界のハイブランドも活用する日本産地

後半は、商品部・バイヤーの工藤圭様より、実際にレンタル商品として取り扱われている洋服をご紹介いただきました。学生たちは普段なかなか触れることのできないハイブランドの洋服を手に取り、素材やデザインを体感しました。また、実物に触れながら日本は繊維産業が強みであることや、目の前にある洋服をつくるにはどの産地の繊維を使えばいいのかを解説いただきました。

学生のコメント（一部抜擢）

• 韓国実習でも講義いただいたマナマナの授業をとても楽しみにしておりました。日本の繊維の産地のことや、歴史的背景からファッションの流行の違いをすることができて興味深かったです。
• 消費者のニーズが変わってきている中で、自分でアイテムを買うことよりも借りるということが広がっていることを実感しました。
• マナマナのビジネスであるファッションをレンタルすること自体が、特にトレンドの移り変わりが早いファッション業界において環境に配慮しており、サステナビリティに貢献していると思いました。
• 衣装とは場面を華やかにすることが役割だと思っていたのですが、主役となる他の商品に視線を集めるため引き算のスタイリングをする方法があると学びました。