PRADA、GUCCIなどのグローバルブランドも参加する ファッションフィルムフェスティバル・ミラノ(FFFM)会長によるオンライン特別講義開催
2020.07.31
ファッションフィルムフェスティバル・ミラノとは、プラダ、グッチ、カルティエ、エルメスといったグローバルブランドから無名の新人監督まで、自由に作品発表する場所として毎年11月頃開催され、今年で7回目となります。
その創設者であり、現会長でもあるコンスタンツァ・カヴァッリ・エトロ氏をお招きし、イタリア・ミラノからオンライン特別講義が実施されました。
ファッションフィルムとは
ファッションブランドの魂をビジュアルと音楽を使ってデジタルで表現した映像作品。様々なファッションブランドが、コレクションに合せてファッションフィルムをデジタル配信しており、新型コロナウイルスを受け、「デジタル化」が急速に進むファッション業界では今後さらに注目されると予測されます。
ファッション業界が迎える大きな転換期
「ミラノ・ファッションウィーク」もデジタル化になるなど今年は大きなチャレンジの年になるとエトロ氏は言います。さらに、ジョルジオ・アルマーニ氏はこの機会にコレクションの発表方法を見直すべきとの声を上げるなど、コロナ禍におけるファッション業界は大きな転換期を迎えるとお話してくださいました。
講義は学生の質問に答えて頂くかたちで進行しました。学生たちはエトロ氏へイタリア語で挨拶を行い、英語で「服にストーリーを持たせる意味」や「ファッションを発信する媒体や技術の進化で注目しているもの」といった質問から「監督の思いが強く、ブランドの意向に沿わないファッションフィルムとなった際のブランドに及ぼす影響」といった鋭い質問も、世界におけるファッション業界の現状から今後必要となるスキルを知ることができ、学生たちにとって貴重な機会となりました。
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