サステナブルな繊維でSDGsに貢献する旭化成株式会社による特別講義
2023.01.06
本学の3年生を対象に、旭化成株式会社による特別講義が実施されました。
講義では、旭化成にて製造している数多くある繊維素材の中でも、90年もの長い歴史を持つキュプラ繊維「ベンベルグ®」について、素材の特長や歴史、サステナビリティへの取組み、地域社会との関係性、今後の取組みなどについてお話いただきました。
「ベンベルグ®」は旭化成が1928年、独ベンベルグ社が開発した技術を導入し、その後宮崎県延岡市に工場を建設して操業を開始しました。現在、世界で唯一、旭化成のみが生産を行っています。
講義は配布された「ベンベルグ®」の原料であるコットンリンターや、実際の裏地を手に取りながら進行。学生たちはイメージを膨らませながら受講することができました。
1931年に生産開始された「ベンベルグ®」は、裏地をメインに、民族衣装やインナーなど様々な用途で使われています。ファッション業界が環境に与える影響は大きいとされていますが、「ベンベルグ®」の原料は環境にやさしく、生産工程も様々な工夫により持続可能な体制を生み出されているそうです。
講義の最後には質疑応答の時間を設けていただき、衣服を製作する上で欠かせない繊維や裏地についての知識を身につける貴重な機会となりました。
東京キャンパス