産学連携や臨地実習で培った「企画提案力」を活かして
2023.09.13
服の、先へ。
憧れの業界に内定を決めた先輩たちの、本学に入学した理由や学生生活の過ごし方、将来の夢や目標まで、リアルな体験談をお届けします。
内定先:株式会社ZOZO
「クリエイション」も「ビジネス」も学べる環境に魅力を感じた
Q.国際ファッション専門職大学へ入学した理由を教えてください。
高校生のときに、ファッションを専門的に学びたいという思いが生まれました。普通科の高校に通っていましたが、進路について考える中で、ファッションを「好き」の対象だけではなく、「学び」の対象にしたいと思い本学を選びました。
また、クリエイションもビジネスも学べる環境にも魅力を感じていました。ファッションを幅広くとらえることができ、さらに600時間を超える実習・インターンシップなど企業との実践的な取り組みを通して、ファッションのゼネラリストになるための実践力を身につけられると考えました。
カリキュラムをフル活用して伸ばした「企画提案力」
Q.在学中に経験したことについて教えてください。
大学では産学連携や臨地実習を通じてビジネスにおける実践力を身につけることに注力しました。「社会科学基礎ゼミ」では、フランスのグローバルキッズブランドからの正式な依頼のもと受託研究を実施し、現地調査結果をもとにブランド側にマーケティング戦略を提言し、産学連携学会で発表しました。また、株式会社オンワード様との取り組みでは、デジタルを活用したビジネスプランをチームで提案し、決勝大会にまで進みました。惜しくも入賞することはできませんでしたが、その内容を一から見直し、ファッションビジネス学会で研究発表しました。
中でも、私が大学で最も熱中したことは、学生・企業・消費者を繋ぐ豊かでサスティナブルな社会を創造するための構想を約半年間かけて企画したことです。大学での学びや企業との取り組みで培った企画力を活かして、「ファッションビジネス学会2022全国大会」においてクラウドファンディングシステムを活用することで実現するコミュニティ経済についてグループで研究発表しました。そして、ブランドから声をかけていただき、新たに展開する「片麻痺・高次脳機能障害領域のファッションにかかわるクラウドファンディングを実施することになりました。現在は、デジタルプロモーションとクラウドファンディングに携わり、そのためのコンテンツ制作やプロモーション、メディアへの対応の準備を進めています。この経験から企画から提案まで携わることにやりがいを感じるとともに、企業やブランドの届けるべき本質を見つけターゲットに伝えることの重要性を学びました。そして、これらの貴重な経験から感性と論理の二つの視点から企画提案する力を伸ばすことができたと感じています。
就職活動成功は、先生と密にコミュニケーションをとれる環境があったからこそ
Q.就職活動はどうでしたか。
広告会社での長期インターンシップや様々な企業様との産学連携の取り組みで培った企画提案力をアピールしました。この企画提案力は就職活動の中で、私の個性や強みを的確に伝える力にもつながったと考えています。さらに、キャリアサポートの先生やゼミの先生が親身にお話を聞いてくださり、密にコミュニケーションをとれる環境があったからこそ就職活動に関する漠然とした不安を解消したうえで自身のキャリアに向き合うことができました。そして、自分自身に対する理解が高まり、就職活動成功につながったのだと思います。
Q.今後の夢や目標を教えてください。
今後の目標は、ファッションを「好き」の対象や「学び」の対象だけではなく、「貢献する」対象にしていくことです。 サステナブルファッションにかかわるシステムや制度は、そこに参加してくれる生活者が存在して初めて成り立つものであると考えています。だからこそ、ブランドや企業のアイデンティティや魅力を新たな気づきとして一人でも多くの生活者に提供することでファッションへの「好き」という想いや「大切にしたい」という気持ちを増幅させることで、ファッション業界に貢献していきたいと考えています。
名古屋キャンパス