イオンリテールと産学連携!環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションをプレゼンテーション
2024.08.28
本学では、イオンリテール株式会社との産学連携で、Z世代が従来の発想に捉われずに自由な発想で次世代のビジネスモデルを考え、社会課題の解決を目指す『ミライファッション人材育成プロジェクト』を実施しています。実際に学生が企画した商品が販売されたり、売り場レイアウトが採用されたり、インターンシップを通じて就職が実現したりと、「企業×大学」の実践的な学びが実現しています。
今回は「環境負荷を考慮したサステナブル(持続可能)なファッションへの取り組み」をテーマに、前期は6月にビジネスコンペティションを実施。後期は11月頃、イオンリテールにてインターンシップを予定しています。
ビジネスコンペティションでは、イオンリテール株式会社衣料本部 副本部長 大迫博文氏をはじめとする審査員に向けて、最終プレゼンテーションを実施しました。今回の審査員には、本学の第一期卒業生で現在トップバリュコレクションに勤める賀儀山萌さんも参加。26チームの中から選ばれた7チームによる最終プレゼンにより、最優秀賞は名古屋キャンパスのチームが発表した「デニムの種」が選ばれました。
生地から育て、絶対に手放したくないデニムを作る体験型サービスを提案。
多様な品目を扱うイオン様の店内でも、一目でプロジェクト内容が伝わるコーナーも提案。
一着の服を長く着用することでサステナブルを実現したいという思いから、着れば着るほど味が出るデニムを商品として選択。生地には購入者自らが育てた綿を使用することで、思い入れのあるデニムを作り、長く愛用してもらうという企画です。購買意欲を掻き立てるスタイリッシュな動画も作成し、提案しました。
「社会課題の解決をしっかり意識した提案でした。デニムの製造工程の分析を行ったうえで製造を担う企業様を探し、企画が実現可能であることも確認できており、大変素晴らしいです。」と高い評価をいただきました。
【名古屋キャンパス 森さん】
チームを組んでこのような大きな企画に取り組むことが初めてで、その中でチームリーダーをやることも正直不安でいっぱいでした。でも先生方をはじめ、たくさんの方が支えてくださってくださったことが結果に繋がってとても嬉しいです。
総評
【株式会社イオンリテール 衣料本部 大迫 博文 副本部長】
今回初めて産学連携の取り組みに参加しましたが、学生の皆さまの視野の広さに驚かされました。
プレゼン大会なので勝敗はついてしまったものの、入賞チームだけでなく全チームの分析力やアイディアは我々にとって目新しく、大変勉強になりました。
長く服と関わってきて、服にはマインドや人生までをも変える力があると感じています。そういう価値が服にはあると私は信じて仕事をしているので、皆さまも本来服が持っている価値を見つけて、その価値を世の中に広げていってほしいです。服の世界はとても楽しいので、これからも頑張ってください。
【永澤 陽一 学部長】
本プロジェクトは今年で3年目になりますが、年々プレゼンのレベルが上がっており、学生の皆さんの能力が高くなっているのを実感しています。どこのチームも何度も売り場まで足を運び、世論調査のデータを分析し、個々の感性も加えながら提案してくれました。
また、今年は伝えるプレゼンではなく、「伝わるプレゼン」をするように学生に言ってきましたが、本日はそれを実現できていたと感じました。
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